研究課題/領域番号 |
18K02080
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
鍾 家新 明治大学, 政治経済学部, 専任教授 (10281552)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 中国残留孤児 / 老年期 / 孤独 / 同僚関係 / 社会団体の活動への参加 / 養父母の親戚との交流の状況 / 日本にける親族ネットワークとの交流の状況 / 移住 / 社会的ネットワーク |
研究成果の概要 |
本研究は老年期の中国残留孤児の孤独の実態と原因について聴き取り調査を中心に分析した。老年期の中国残留孤児の孤独は日本で生まれ育った同年代の高齢者と異なる。他方、彼らの状態は同年代の在日華僑と似ている側面もあれば、異なる側面もある。 本研究は次の5つの領域を中心に究明した。①中国での同僚関係の喪失と日本での同僚関係の脆弱。②日本の町内会・自治会への参加状況。③日本における親族ネットワークとの交流の状況。④日本における社会団体の活動への参加状況。⑤中国における養父母の家族の親戚との交流の状況。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義と社会的意義は少なくともつぎの3点である。①本研究によって、中国残留孤児に関する研究における老後研究、特に孤独の実態研究の不在という空白を埋めることができる。②高齢化日本社会における老後問題の多様性・複雑性が究明され、日本の高齢者福祉研究を豊かにすることができる。③グローバル化の時代において、移民・外国人が日本で生活することが日常的になってきたので、社会的ネットワークが弱い人や外国と二重生活を行う人の福祉は、今後も大きな関心になる。本研究は社会福祉学の分野において類似の社会集団の研究に示唆を与えることができる。
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