研究課題/領域番号 |
18K02083
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 日本福祉大学 |
研究代表者 |
吉村 輝彦 日本福祉大学, 国際福祉開発学部, 教授 (80434611)
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研究分担者 |
平野 隆之 日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (70183580)
穂坂 光彦 日本福祉大学, アジア福祉社会開発研究センター, 研究フェロー (10278319)
朴 兪美 日本福祉大学, 権利擁護研究センター, 客員研究所員 (10533383)
小木曽 早苗 日本福祉大学, アジア福祉社会開発研究センター, 客員研究所員 (70728154)
小國 和子 日本福祉大学, 国際福祉開発学部, 教授 (20513568)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 開発福祉 / 地域福祉 / 社会開発 / 地域共生 / 中間的社会空間 / 場づくり / メタ現場 / 生活保障メカニズム |
研究成果の概要 |
「開発福祉」を進めていく取り組みとして、国内では、多様な地域共生に向けた拠点や居場所づくり、多様な人々を包摂する多彩なプログラムづくり、集落福祉の推進、地域資源を生かしたコミュニティの支え合いやその働きかけ、地域支援企画員による地域支援、被災地での地域再生、団地再生に向けたコミュニティプレイスづくりと推進のための相互エンパワメントを意識したプラットフォーム化、多様な人々の地域生活に根ざしたアウトリーチ、居場所としての子ども食堂等、さらに、韓国での社会的企業や起業支援、コミュニティ組織化、スリランカの女性組合による融資や共済事業他の草の根セーフティネット等、多彩な仕組みが広範に見出された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「開発福祉」とは、人々が参加し、互いに支え合い、制度を越えて、地域における共生志向の生活と生計の維持及び再生を生み出す福祉実践のプロセスであり、また、それを促進する支援アプローチである。「制度の不全」「制度の不在」「制度の喪失」「制度の形骸化」、さらに、新型コロナウイルスの感染拡大が可視化した「制度の不達」等の制度ギャップ問題を克服して、地域共生社会に向かうためには、「開発福祉」が重要な一歩となる。合わせて、開発福祉の生成プロセス及びそれに対する支援アプローチの検討を進めていく中で、実践者と研究者が協働するリフレクティブな「メタ現場」の社会実装の重要性が明らかになった。
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