研究課題/領域番号 |
18K02090
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
|
研究機関 | 横浜市立大学 (2020-2021) 関西学院大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
陳 礼美 横浜市立大学, 国際教養学部(都市学系), 教授 (40510160)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 社会福祉 / ソーシャルワーク / ボランティア / 高齢者 / 高齢者福祉 / マクロ / プロダクティブエイジング / 地域福祉 / NPO / ボランティアマネージメント / 資源開発 / 組織 |
研究成果の概要 |
本研究は、日本の高齢者ボランティアのマクロ環境を調べるためのモデルを概念化することを目的とした。先行研究では、サクスフルエイジングは良好な身体的および認知的健康を築くことだけではなく、社会的活動に従事することに関連していることが示されている。社会的活動の一つとしてボランティア活動は健康的な活動であり、社会への満足のいく貢献であると考えられている活動である。また、社会参加できないことは社会正義の観点からも課題となる。 本研究は、ミクロレベルでのこの研究者の以前の調査を利用し、県レベルでの高齢者のボランティア活動との関係性を追求する。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、高齢期に入ってもボランティア活動を継続できるため、必要な社会的な環境について調査を行った。調査結果として、日本ではボランティア継続が難しい高齢者への合理的配慮について聞いたところ、「対応できない」と答えたのはアメリカの倍だった(24~26%対12%)。ボランティアをしない理由として健康や経済的な理由が挙げられていたが、今後は物理的な環境を変えることや責務をほかの人と分担するワークシェアも考えていくことで有能なボランティアを維持しながらも、高齢者のいきがいや心身機能の維持にも繋がることと考える。高齢者が健康や経済的な理由で社会参加できないことは社会正義の観点からも追及するべきである。
|