研究課題/領域番号 |
18K02093
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 愛知みずほ大学 (2020-2022) 奈良大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
廣井 いずみ 愛知みずほ大学, 人間科学部, 教授 (50512860)
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研究分担者 |
永井 智 立正大学, 心理学部, 教授 (20513170)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 矯正施設経験者 / 援助要請 / 社会復帰 / ソーシャルサポート / コミュニティ / 元非行少年 / 非行少年 / 少年院 / サポート / 援助要請意図 / 愛着 / 社会復帰支援 / セルフスティグマ / 非行 / 処遇終了 / マイノリティー / スティグマ |
研究成果の概要 |
矯正施設経験者が地域コミュニティの一員になるときに、適切に援助要請を行えることが社会復帰を促進すると考えられる。本研究では、矯正施設での法務教官との関わり、地域に戻った場合の家族や友人、支援者との関係に於いて、どのような要因が援助要請を促進するのか、また援助要請を行なうことがどのように社会復帰を促進するのかを、質的、量的に明らかにした。いずれの研究からも、身近な支援者のソーシャルサポートが援助要請を引き出すのに重要であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国内外いずれにおいても、矯正施設経験者の援助要請を扱った研究はほとんど存在しない。本研究では、矯正施設経験者においても、これまで一般の人々を対象とした援助要請研究で示されてきた関連要因が当てはまることが示された。こうした結果は、学術的な新規性を持つという点での意義を持つだけでなく、どのような要因が援助要請を促進するのか、阻害するのかについて明らかにしたことにより、矯正施設経験者の支援への手がかりを提示することができるという実践的意義を持つと考える。
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