研究課題/領域番号 |
18K02095
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 福岡女学院大学 (2019-2023) 九州女子大学 (2018) |
研究代表者 |
大迫 秀樹 福岡女学院大学, 人間関係学部, 教授 (50412474)
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研究分担者 |
白澤 早苗 福岡女学院大学, 人間関係学部, 教授 (50389243)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 乳児院 / 児童養護施設 / 里親 / 心理的ケア / 連続性 / 乳幼児期 / 乳幼児 / 連続性を持った心理的ケア |
研究成果の概要 |
本研究は、社会的養護における小規模化や家庭養育推進の背景を踏まえた上で、乳児院、児童養護施設、および里親における乳幼児期といった早期からの連続的な視点を持った心理的ケアのあり方の解明と、そのための有効な方策の構築を目的として実施したものである。アンケート調査及び実地インタビュー調査により、ライフストーリーワークの考え方などを取り入れて、養育の連続性を重視する取り組みが進展していた。また、施設、里親家庭の双方において、現在の状況のもとでのメリットやデメリットが明らかになった。研究の成果を現場に還元するような実践的な取り組みにつなげていくことなどが重要であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会的養護の領域では、施設における小規模化・地域分散化、高機能化・多機能化、及び里親養育への転換などが進展している状況であるが、今回、全国規模の調査と個別の実地調査による時宜を得た研究を進めることにより、その状況と課題を明らかにすることができた。具体的には、ライフストーリーワークの考え方に基づく支援の重要性、施設の小規模化のメリットを考慮しつつデメリットへの対応することの必要性、施設の多機能化や高機能化がもたらす意義、そして里親養育の特色と留意点などが明らかになった。心理学的な観点からも重要な示唆であり、かつ今後の制度の充実にもつなげていくことができるなど、学術的な意義と社会的な意義を示した。
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