研究課題/領域番号 |
18K02099
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立こども医療センター(臨床研究所) |
研究代表者 |
大山 牧子 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立こども医療センター(臨床研究所), 臨床研究所, 部長 (30574751)
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研究分担者 |
豊島 勝昭 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立こども医療センター(臨床研究所), 臨床研究所, 部長 (50307542)
盛一 享徳 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, その他, 室長 (50374418)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 医学 / 早産児 / 低出生体重児 / 発達支援 / 育児 / パーソナルヘルスレコード / 医療情報 / 電子健康記録 / 極低出生体重児 / 養育レジリエンス / 医療情報共有 / 情報通信技術 / ICT / PHR / 発達障害 / 発達 |
研究成果の概要 |
極低出生体重児(出生体重1500g未満の児)の発育には、より強い育児のストレスや困難感に対する養育者のレジリエンスが児に影響を及ぼす可能性がある。本研究は、極低出生体重児に関する医療情報を情報通信技術を利用し、病院と養育者とで共有するアプリケーションを開発・活用できるかを検討した。 ①医療機関内の電子カルテシステム等から共有する情報を自動的に収集するシステムの構築、②医療機関内から施設外システムへの医療情報の転送、③診療レベルの情報の患者家族との共有を達成できた。利用者に大きな行動変容を起こすまでには至らなかったが、利用者への調査から入院中からのアプリケーション利用の希望が多く寄せられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療機関内の電子カルテシステム等から共有する医療情報を自動的に収集し、個人情報を保護しながら診療情報をNICU退院児の養育者との共有を達成するアプリケーションを開発できた。 医療機関の電子健康記録(EHR)と小児医療患者(養育者)のパーソナルヘルスレコード(PHR)を電子的に共有できるシステムは、小児医療以外の医療分野の患者の生活支援に活用できる可能性、将来的には臨床研究登録、追跡調査などにも活用できる可能性がある。本研究では利用者に大きな行動変容を起こすまでには至らなかったが、利用者の行動変容につながる内容や活用法を継続的に研究していく予定である。
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