研究課題/領域番号 |
18K02104
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
河本 尚枝 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 准教授 (50403499)
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研究分担者 |
牧田 幸文 福山市立大学, 都市経営学部, 教授 (00555336)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 高齢者 / 移民 / 福祉 / 介護 / その人らしい暮らし / ケア / マイノリティ / 中国帰国者 / 高齢期 / 福祉社会学 / 高齢者福祉 |
研究成果の概要 |
日本、台湾、ハワイでの調査から日本人高齢移民の多様なライフコースを明らかにし、採用したストラテジー、生きがいや不安を聞き取った。言語から生じる諸問題に不安を抱え、帰国を考えるリターン・マイグレーションに言及した人がいた一方、子ども世代の協力やテクノロジーを駆使して問題解決する人も見られた。基礎研究として一定の成果を上げられたが、日本人高齢移民が採用するストラテジー、リターン・マイグレーションについての研究は限られるため今後はこれらも含めて研究課題としたい。 本研究期間を通じて発表した業績は、書籍1(監修、共著)、論文・研究ノート3,口頭発表6(うち国際学会1)、講演12,ワークショップ3である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国際化に伴い、日本人が海外に居住することが増加してきた。移民研究においては若年期の移民の教育問題、就労問題、生活上の困難は研究されてきたが高齢期の意味がどのような生活をし、どのような課題を抱えているかはこれまで明らかにしてこなかった。本研究は、国境を越えて暮らす日本人高齢者がどのようなライフコースを描き、どのような生活をしているかを明らかにするという点で、社会学、移民研究の点において大きな意義を持つ。また、この研究から得られる知見を日本の介護福祉の現場に還元することで国際化する日本で増加する、海外にルーツを持つ高齢者をどのように支援していくかという点で貢献が見込まれる。
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