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高齢化する社会における人びとの尊厳と生を支えあうコミュニティ・ケア実践の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K02122
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08020:社会福祉学関連
研究機関法政大学

研究代表者

中村 律子  法政大学, その他部局等, 名誉教授 (00172461)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード高齢者福祉 / 「共」的コミュニティ・ケア / レジリエンス / 地域包括ケア / ネパール / オランダ / 新型コロナウイルス禍 / 高齢者 / マントルゾルフ / コミュニティ・ケア / 認知症ケア / 社会的アプローチ / 新型コロナ禍 / ビュートゾルフ / 新型コロナウイルス感染拡大 / 尊厳あるケア / 認知症を介護する家族支援プログラム / ケア・コミュニティ / 超高齢社会
研究成果の概要

本研究は、家族親族型ケアの福祉途上社会・ネパールと住民参加型ケアの福祉社会・オランダにおける高齢者のコミュニティ・ケアについて考察した。その結果①ネパール・パタン市I地区では大震災(2015年)を経験した後、デイケアセンターと婦人会、地区主体の「sewa・コミュニティ」を創造している②オランダ・ルモント市では独自の高齢者ケア体制(Sociaie Benadering Dementie等)の組織化がわかった。
分析の結果、文化や宗教、政治経済的背景が異なっていても、重層的なケアの仕組みである「共」的コミュニティ・ケアの形成が高齢者のQOLを維持・向上させ尊厳あるケアの基盤であることが解明できた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義や社会的意義の第一は、社会的・経済的格差が進み生きづらさやリスクが複雑化し多様化する深刻な問題を抱える高齢者へのケア実践は、「共」的コミュニティ・ケアが重要であることが明確になったことである。各々の地域特性、社会の規範や慣習などがあるものの、地域の人々、ボランティアやNPO、医療福祉関係者など複数のアクターが傍観することなく「繋がる」「孤立させない」ケアが有効であること。第二は、地震やパンデミックなどの災禍の経験から回復する「レジリエンス」がコミュニティの実践、人とモノ・暮らし・社会関係との関連のなかで再創造されるプロセスが一過性のことではないことを実証できたことである。

報告書

(6件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2023 2022 2020

すべて 雑誌論文 (4件) (うちオープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 度重なる災害と小さなコミュニティの対応(その2)-ネパールにおけるコロナ感染を経験したコミュニティの高齢者ケア実践-2023

    • 著者名/発表者名
      中村律子 古川彰 アムリット・バジュラチャリア
    • 雑誌名

      2022年度 現代福祉研究

      巻: 第23号 ページ: 9-32

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [雑誌論文] オランダの高齢者福祉(認知症ケア)の現状について -2018年、2019年視察調査、2020年COVID-19下のコロナ対策を通じて-2022

    • 著者名/発表者名
      斎藤順子 中村律子 飯村まきみ
    • 雑誌名

      2021年度 総合福祉研究

      巻: 第26号 ページ: 15-28

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 度重なる災害と小さなコミュニティの対応 -ネパール・パタン市I地区の高齢者ケア実践を事例に-2022

    • 著者名/発表者名
      中村律子 古川彰 アムリット・バジュラチャリア
    • 雑誌名

      2021年度 現代福祉研究

      巻: 第22号 ページ: 25-52

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 大震災後のコミュニティの変容に関する一考察 -ネパール・パタン市I地区での共同実践・共同調査から-2020

    • 著者名/発表者名
      中村律子 古川彰
    • 雑誌名

      関西学院大学社会学部紀要

      巻: 133 ページ: 6174-6174

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • オープンアクセス

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2024-01-30  

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