研究課題/領域番号 |
18K02123
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
金 成垣 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (20451875)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ベーシックインカム / 福祉国家 / 後発福祉国家 / 社会保障 / 韓国 / 日本 / コロナ / アジア / 社会政策 / 社会福祉 / 脱キャッチアップ / コロナ危機 |
研究成果の概要 |
ベーシックインカム(Basic Income,以下,BI)は,「政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされる額の現金を無条件で支給する制度」である。本研究においては,後発福祉国家としての韓国におけるBI構想に着目して,次の課題に取り組んだ。第1に,BI構想の政治経済社会的背景およびその実際の展開過程と中身を明らかにした。第2に,諸外国におけるBI構想と比較しながら,韓国におけるBI構想の特徴とその意味を明らかにした。第3に,後発福祉国家としての韓国におけるBI構想の経験が,先発福祉国家の行き詰まりとその打開策の模索に対して示す政策的インプリケーションを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本国内であれ海外であれ,これまで比較福祉国家研究の分野において韓国は「地域研究の対象」あるいは「比較分析の対象」としてとりあげられることが多かった。本研究においては,韓国のパイオニア的なBIの政策構想に着目して,従来の地域研究と比較分析の視点に加え,「政策論の展開における参照対象」として韓国をみる視点を取り入れる。このような視点により韓国研究は,国内外の比較福祉国家研究の分野で主流を占める既存の研究から一線を画しているといえる。
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