研究課題/領域番号 |
18K02139
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
|
研究機関 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) |
研究代表者 |
杉山 美香 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (70415503)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 日常生活支援ニーズ / 高齢者 / 認知機能低下 / 認知症 / 地域在住高齢者 / 介護予防・日常生活支援総合事業 / 新型コロナウィルス / 日常生活支援 / 支援ニーズ / 世帯 / 新型コロナウィルス感染症 / MMSE-J / フォーカスグループディスカッション / IADL / MCI |
研究成果の概要 |
本研究は,大都市に在住する地域高齢者の日常生活支援ニーズと認知機能および心理社会的変数との関連を評価し,その支援方法について検討することを目的した.そのために,第一に日常生活支援ニーズを評価できる項目を作成し,地域在住高齢者を対象にした調査から尺度項目の信頼性と妥当性を検討した.第二に,日常生活支援ニーズチェック項目と認知機能,心理社会機能との関連から高齢者では認知機能の低下が軽微の段階か日常生活での困りごとへの支援ニーズが生じていることが明らかになった.第三に地域での認知症支援拠点での日常生活支援について機能を分類した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,都内の70歳以上の地域在住高齢者において認知機能,世帯状況,性差と生活支援ニーズの関連を分析した.生活支援ニーズと認知機能低下については,健常群に比べて認知機能低下疑い群,認知機能低下群でより日常生活上感じる困りごとに対する支援を求めていることが分かった.軽度認知機能障害(MCI)に代表されるように,高齢期では認知症状が顕在化してくる以前から認知機能低下が認められることもあり,この時期から日常生活の軽微な困りごとや支援の必要性が生じていること,世帯状況や性差など個別性を重視する日常生活支援の提供方法の工夫が必要であることが明らかになったことには学術的・社会的な意義がある.
|