研究課題/領域番号 |
18K02183
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 日本福祉大学 (2020-2023) 兵庫医療大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
上山崎 悦代 日本福祉大学, 福祉経営学部, 准教授 (80711655)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 終末期ケア / IPW / IPE / ソーシャルワーク / 地域住民 / 住民 |
研究成果の概要 |
地域包括ケア時代における終末期ケアのあり方を捉えるには、複雑な課題にも対応しうる多様な専門職の関わりと地域住民との協働が不可欠である。本研究では、地域住民と専門職の連携・協働の観点から、福祉職が果たすべきソーシャルワーク機能に着目した。 継続的に地域住民と専門職が終末期ケアについて共に学び合う多職種連携教育(IPE)の機会を創出することで、福祉職として果たすべき役割や相互理解の獲得には一定の成果が確認できた。一方で、地域住民の思いを捉え、多職種と共有するために必要なソーシャルワーク機能については、十分な検証ができず課題を残した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
デリケートな内容を含む終末期ケアについて理解を深めるためには、自らの思いを表出することが可能となる小規模で安心した学びの場を設定することが重要で、多様な価値観を導入することによる相互理解の深まりが期待できる。また、地域住民との関わりを多く持つ福祉職の関与が、地域住民と専門職がともに学び合う多職種連携教育(IPE)の推進に役立つと考えられた。 一方で、福祉職や地域住民の終末期ケアに関する理解の程度には差が大きい。さらに、地域住民と多職種を接続する福祉職の役割の具体的な抽出には至らず、地域住民と専門職が共に学び合うIPEの検証には課題を残した。
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