研究課題/領域番号 |
18K02199
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 名古屋女子大学短期大学部 |
研究代表者 |
阪野 朋子 名古屋女子大学短期大学部, その他部局等, 講師 (50632668)
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研究分担者 |
池田 彩子 名古屋学芸大学, 管理栄養学部, 教授 (80308808)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ゴマ / ゴマリグナン / セサミン / セサモリン / 体内吸収 |
研究成果の概要 |
ゴマの機能性成分であるゴマリグナン(セサミンとセサモリン)の体内吸収と調理加工による影響を検討することを目的として研究を行った。ラットを用いた動物実験では、ゴマを継続的に摂取した場合の体内セサミン、セサモリン濃度を調べた。その結果、ゴマリグナンが体内に一定量存在することが示され、その貯留性についてはセサミンとセサモリンで異なることを明らかにした。また、炒りゴマを加熱調理および非加熱調理を行った場合のセサミン、セサモリン量を調べたところ、非加熱調理では変化は見られなかったが、10分以上の加熱調理において、セサミン、セサモリンが減少することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果から、ゴマを継続的に摂取した場合には、ゴマリグナンが肝臓に一定量存在し、生理作用を示すことが示された。セサミンとセサモリンでは体内分布が異なり、セサモリンはセサミンよりも代謝速度が遅く、脂肪組織に貯留することが明らかになった。この研究成果は、各種ゴマリグナンの生理作用と合わせて検討することで、機能性食品の開発の一助となる。また、炒りゴマを10分以上加熱調理するとゴマリグナンが減少すること、非加熱調理や保存による影響はほとんどないことが明らかになった。この成果から、普段の食生活においてより健康に資するゴマの摂取方法を示すことができた。
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