研究課題/領域番号 |
18K02202
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
柳瀬 亮太 信州大学, 学術研究院工学系, 准教授 (10345754)
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研究分担者 |
松田 昌洋 信州大学, 学術研究院工学系, 助教 (10528756)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 住宅外観 / 長期優良住宅 / 物理的要素 / 汚れ / 開口部 / 経年変化 / 文化比較 / 印象評価実験 / 屋根形状 / 住宅の魅力 / 戸建て住宅 / 現地調査 / 既存住宅 / 外観 / 外壁 / 現場実験 / 住宅寿命 / 中古住宅 |
研究成果の概要 |
本研究の目的である「ストックされる良質な住宅」を実質化するために必要な空間構成要素について、5つの調査と6つの実験を通して得られたデータを統計的に分析し、地域性や風土が建物の価値などに影響する要因について考察した。得られた結果は、関連する国内学会および国際会議にて研究成果として発表した。また、調査や実験と並行して、重要伝統的建造物群保存地区、木造住宅密集地域、大規模住宅団地、日式住宅(台湾)などを巡検し、研究計画時に考えが至っていなかった要素を継続的に探求した。日本のみならず「良質で継続性のある住宅」を実質化が課題となっている地域は少なくない。今後は、海外研究者との連携した取組みも進めたい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
建物が未来の住み手に対して魅力的存在であり続けるために必要な要素、長期に渡って魅力を保つ建物の物理的側面と心理的側面について探究した点に学術的意義がある。未来の住み手に住み継がれる割合を上昇させ、平均寿命を延ばす手法の提案につながると期待される。また、建物寿命を全うする建物を増加させることで、地域住民の景観や建物への意識や価値観を変化させ、地域への思慮を深められる。建物の平均寿命を延ばすことは、地域づくりや地域景観への長期的な思慮を促進し、社会の成熟に寄与する。本研究の成果は、建築に起因するまちづくり問題の改善に加えて、長期優良住宅の普及に関わる有効な資料となり得る点に社会的意義がある。
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