研究課題/領域番号 |
18K02205
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
柏木 丈拡 高知大学, 教育研究部総合科学系生命環境医学部門, 教授 (60363256)
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研究分担者 |
島村 智子 高知大学, 教育研究部総合科学系生命環境医学部門, 教授 (50350179)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ヒアルロニダーゼ阻害活性 / I型アレルギー / RBL-2H3 / イタドリ / プロアントシアニジン / ヒアルロニダーゼ阻害 / 脱顆粒抑制 / フラボノイド配糖体 / イタドリ葉部 / 脱穎粒抑制活性 / 抗アレルギー / Fallopia japonica |
研究成果の概要 |
近年、アレルギー症状を訴える人が年々増加し、社会問題となっている。当研究室は、イタドリ葉部のMeOH抽出物がI型アレルギーの発症と関連深いマスト細胞からの脱顆粒を強く抑制することを見出した。本研究では、高い活性を示したイタドリの葉に含まれる抗アレルギー活性成分の解明を試みた。 その結果、イタドリ葉抽出液からプロアントシアニジンを活性成分として単離した。また、RBL-2H3細胞を用いて脱顆粒抑制試験を行ったところ、脱顆粒を濃度依存的に抑制すことが明らかになった。今回同定したプロアントシアニジンの抗アレルギー効果によって、イタドリの葉が新たな抗アレルギー薬として利用される可能性が期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物が示す抗アレルギー活性に関与する成分を特定し、その作用機序の一端を明らかにすることにより、機能性食品への応用や新たな創薬への応用が 期待できる。またこの研究を通じて確立した手法は、本研究に先立って行われたスクリーニングにより見いだされた、他のヒアルロニダーゼ阻害活性を有する植物からの活性成分の単離同定に応用することができ、さらなる研究への道を開くことができる。それを通じて、伝統的に食されてきた野草や伝統野菜の価値を見直し、民間療法に化学的な光を当てることが出来る。
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