研究課題/領域番号 |
18K02230
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 日本女子大学 |
研究代表者 |
松梨 久仁子 日本女子大学, 家政学部, 教授 (20184244)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 肌トラブル / 清拭 / 素材 / 乳幼児 / 拭き取り / タオル / ウエットティッシュ / ニット / 拭き取り用素材 / アンケート調査 / 摩擦刺激 / 摩擦力 / 押圧力 / 水平板法 / 圧縮特性 / 汚れ / 口拭き用素材 / 低刺激 / 摩擦 |
研究成果の概要 |
肌の拭き取り用素材としてよく用いられる,タオル,ガーゼ,ウェットシートなどを収集した.乾燥状態と湿潤状態の試料について,負荷荷重を0.25N から0.49N に変化させた場合の摩擦力の増加率を算出した.その結果,ほとんどの試料において,乾燥状態よりも湿潤状態で増加率が低下した.触感フォースプレートにより摩擦力と押圧力から肌への刺激を検討した.その結果,乾燥状態よりも湿潤状態の清拭素材の方が,また素材の厚さが薄い素材の方が摩擦力,押圧力ともに小さくなることがわかった.したがって,薄地の素材を濡らして清拭を行うことで,肌への刺激を低減できると考えられる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,『乳幼児の口周りの汚れの拭き取り』に着目し,乳幼児の口周りの汚れの拭き取りによる肌トラブルを避けるためには,どのような素材でどのように拭いたらよいかを検討したものである.想定している対象者は乳幼児であるが,皮膚が薄くて敏感肌の多い乳幼児の肌トラブル回避に役立つ情報は,アトピー性皮膚炎患者や乾燥肌の人,高齢者などをはじめ肌の弱い人だけでなく,健康な肌の人にとっても有用な情報になると考えられる.
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