研究課題/領域番号 |
18K02253
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
若子 倫菜 金沢大学, 機械工学系, 准教授 (30505748)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 美 / 感覚・感性 / タイツ・パンティストッキング / 評価 / 設計 / 審美 / 編布・編物 / 編物 / 計測 |
研究成果の概要 |
薄手タイツ(パンティストッキング(PS))の重要な性能である審美性では,「素肌脚部らしさ感」と「(視覚的)表面粗さ感」が評価因子として重要視されている.本研究課題の成果として,これらの評価因子が,共に着装脚部の明度分布を用いて定量的に評価できることを明らかにできた.また,PSの設計要素(原糸であるシングルカバード糸の番手(糸太さ)と色彩(特にL*値),ならびに編目密度)を用いた着装脚部におけるSCYによる明度変化分の分布(明度差分布)を推測するモデル式を構築できた.これらの結果を用いて,2つの評価因子を共に満たす明度分布を近似的に再現するPSの設計条件が絞り込める.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は,今まで主観的にしか評価,設計されてこなかった薄手タイツ(パンティストッキング)の審美性に対して,定量的な評価指標を与えるだけでなく,設計的手段によって再現する技術の基盤になるものである.これは,日本の靴下類製造技術の高品質・高性能化に貢献するとともに,感性を工学というフィルタを通じて定量化,ツール化する科学技術としての感性工学の創成にも寄与できるものと考える.
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