研究課題/領域番号 |
18K02263
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
|
研究機関 | 新潟薬科大学 |
研究代表者 |
能見 祐理 新潟薬科大学, 応用生命科学部, 助教 (20614887)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | メイラード反応 / 終末糖化産物(AGEs) / ジカルボニル化合物 / 終末糖化産物 / AGEs / α-ジカルボニル化合物 / 糖質 / 糖化 / 食品 |
研究成果の概要 |
メイラード反応の後期段階で生成する終末糖化産物(Advanced Glycation End-products; AGEs)は様々な食品に含まれており、慢性疾患の発症に関与する可能性がある。本研究ではメイラード反応生成物を包括的に評価し、食品中AGEsの生成に及ぼす因子の解明を試みた。モデル系での検証により、糖質の還元能だけでなく、糖質の種類および結合様式が特定のAGEsとその前駆体であるα-ジカルボニル化合物(α-DCs)形成に関与することが示唆された。また、飲食品での検証により、焼成パンにおけるAGEsの生成経路を明らかにすることができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では多種類のAGEsやα-DCsをモニターできる分析系を新たに構築し、AGEsおよび関連成分(糖質、アミノ化合物、アマドリ化合物、α-DCs)を包括的に解析することが可能となった。モデル系と実際の飲食品での検証を組み合わせることで、AGEs生成に関与する因子を新たに複数同定することができた。本研究で見出されたAGEs生成メカニズムに関する知見は、AGEs低減に向けた方策を講じるための一助となりうる。
|