研究課題/領域番号 |
18K02272
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
橋本 美保 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (60222212)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | カリキュラム・マネジメント / 大正新教育 / リーダーシップ / 学校経営 / 教師の力量形成 / 進歩主義教育 / カリキュラム開発 / カリキュラム / 実践改革 / 学級経営 / 国際新教育運動 |
研究成果の概要 |
本研究では、大正新教育期に実践改善を試みた教師たちがカリキュラム開発や学校経営に関わった契機や能力形成のプロセスを米国の教師と比較し、日本の教師の力量形成の特質を考察した。まず、アメリカにおける「学校に基礎をおくカリキュラム開発」に関する実践情報が1910年代に日本の教師達に普及していく過程を明らかにした。日米の著名な学校改革の事例を比較した結果、日本においては教師の力量形成を支援する環境整備が遅れており、彼らは組織的な研究態勢を維持しづらい状況にあったこと、しかしながら優れた実践家は、実験的な試行ができる環境を自ら組織して協同的にカリキュラム・マネジメントに取り組んでいたことを指摘した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、大正新教育期の教師達に教育研究の主体としての自覚が芽生えた時期や契機を明らかにした。彼らが「学校経営」や「学級経営」などの言葉を用いて自身の実践を相対化し、カリキュラム・マネジメントの当事者意識を形成した過程を解明したことにより、日本の教師教育の歴史的特性を確認したと同時に、優れた実践家の力量形成を促進した外的要因と内的要因を指摘した。本研究の成果は、現在の教師教育の場に必要な条件(環境)整備と、現職教育の研修時における省察プログラムの開発に歴史的示唆を与え得る。
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