研究課題/領域番号 |
18K02274
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
遠座 知恵 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (20580864)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 教育評価 / 教育測定 / 成績考査 / 大正新教育 / 進歩主義教育 / カリキュラム評価 / 教育測定研究 / 東京女子高等師範学校附属小学校 / 北澤種一 / カリキュラム / 新教育運動 |
研究成果の概要 |
本研究では、多様なカリキュラム開発を進めたアメリカと日本の新教育運動の事例を取り上げ、カリキュラム評価に対する実践家の課題認識や取り組みの実態を明らかにすることを課題とした。従来の研究では、1930年代にカリキュラム評価の概念が成立したとされてきたが、本研究ではそれに先立つ実践家の模索の実態に着目した。また、比較教育史的な視点と方法で分析を行うことにより、日本の実践家たちの研究や実践の中にみられた特質を析出し、わが国における評価概念の成立に関する先行研究の指摘を再検討する必要性を提起した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今日の学校には、PDCA サイクルなどの用語に象徴されるように、一連のプロセスの中に「評価」を位置づけて、カリキュラム開発を進め、実践を改善していくことが求められている。現代ではカリキュラム評価と呼ばれているこうした課題は、用語自体は新しいものの、過去にも存在していたものである。しかしながら、従来の研究では、これまで本格的な歴史的検討が行われてこなかった。カリキュラム評価の歴史的事例を検討することで、本研究では、わが国における教科概念の成立に関する先行研究の指摘を再検討するとともに、教育の現代的課題に対して歴史的な示唆を提示した。
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