研究課題/領域番号 |
18K02289
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 国際基督教大学 |
研究代表者 |
佐藤 千津 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (20271356)
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研究分担者 |
前田 耕司 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (60219269)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 教師教育 / 質保証 / アクレディテーション / 専門性基準 / 教員養成 |
研究成果の概要 |
本研究は、イギリス(スコットランド)とオーストラリア(ビクトリア州)の教員養成機関に対するアクレディテーション(機関に対する外部評価とそれに基づいた認定)の実施過程に着目し、アクレディテーションにおける外部質保証(外部評価)と内部質保証(各機関内部の自己評価)の連動メカニズムとそれを成立・機能させる要件の解明を目的とする。主に文献調査及びインタビュー調査により、①教師の専門性基準の機能、②アクレディテーション規準の機能、③大学の内部評価指標の機能、といった三要件の相互関連性を評価手続きに即して分析し、日本の教員養成の質保証システムに固有の特質と構造的課題を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「日本型アクレディテーション」の評価対象は、教員養成を行う教育組織(大学や学部)であり、このシステム単独では教員養成の質保証が十分に機能しないことは先行研究で明らかにされている。そのため、海外諸国では機関や組織の評価(外部質保証)を学生個人に対する評価(内部質保証)に結びつけるための諸要件やステップを複数介在させ、連動させながら運用している。外部質保証と内部質保証の間に有機的な相互関連性、いわば「連動メカニズム」を構築することが質保証機能の要諦であるが、日本では研究・実践の両面において蓄積が少なく、課題とされていたため、本研究はその課題に取り組んだ。
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