研究課題/領域番号 |
18K02294
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 愛知淑徳大学 |
研究代表者 |
渡邊 かよ子 愛知淑徳大学, 文学部, 教授 (90220871)
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研究分担者 |
渡辺 直登 愛知淑徳大学, グローバル・コミュニケーション学部, 教授 (90175109)
今井 裕紀 新潟国際情報大学, 経営情報学部, 講師 (20866529)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | メンタリング / 青少年 / 倫理規範 / コロナ禍 / メンター / プログラム評価 / 貧困対策 / 青少年問題 |
研究成果の概要 |
青少年向けメンタリング・プログラムの政策的妥当性は以下から確認されている。①プログラム評価:思慮深く実践されているプログラムは青少年の自己効力感や対人関係、学業成績等に有効に機能しうる。②理論的妥当性:生涯発達の生態系の各レベルにおける社会科学理論がその有効性を基礎づけている。③費用対効果:プログラムは高い社会的投資収益率を上げている。市民ボランティアの善意から起動しているメンタリング運動の陥穽を排除するため、参加者の倫理規範やネガティブな効果の除去や低減等、研究と実践の往還の強化が必要になっている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
米国では百年以上の実践の歴史がある青少年向けメンタリング・プログラムが「先進」各国に拡大している。これらの西洋諸国とは異なる文化的社会的背景をもつ日本においてもメンタリング・プログラムが機能しうることが、広島市での15年の実践とそのプログラム評価から実証することができた。メンタリング・プログラムは青少年の自己効力感や対人関係等によき効果を上げており、こうした成果は世代を超えた円環的生涯発達支援に関する社会科学の諸理論に基礎づけられ、社会的投資比率の視点からも有効な社会政策となっている。コロナ禍を経た今日、青少年向けメンタリング運動は北米を中心に新たな進化を遂げつつある。
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