研究課題/領域番号 |
18K02295
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
杉浦 健 近畿大学, 教職教育部, 教授 (30298989)
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研究分担者 |
八木 英二 公益社団法人部落問題研究所, その他部局等, 研究員 (30071278)
松浦 善満 龍谷大学, 文学部, 教授 (40243365)
大前 哲彦 公益社団法人部落問題研究所, その他部局等, 研究員 (60097954)
林 美輝 龍谷大学, 文学部, 教授 (80547753)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 教員評価システム / ケアする学校 / 学校づくり / 教育行政 / 教育委員会 / 教員評価 / 教員評価の給与反映 / 教員支援育成システム / 教師としてのアイデンティティ形成 / 評価・育成システム / 教師のアイデンティティ / 目標管理制度 / 教師の成長 / 管理職 / 教員の働き方改革 / 教員 / 意欲 / テキストマイニング / 感情分析 / 教員の働き方 / メリットペイ / 教員の職能成長 / 学校の活性化 / バーンアウト |
研究成果の概要 |
本研究は、教員評価システムの問題点とこれからのあり方を明らかにするために、①教員評価の問題点を整理し、②大阪府教員評価のアンケート結果の分析によって、教員と管理職が教員評価をどのようにとらえているのかを調べた。 本研究で明らかになったのは以下の通りである。①教員の能力を客観的かつ公平・公正に評価することが難しいこと、②問題は、給与反映のために評価することに起因すること、③目標設定と面談は意味があること、 ⑤教師としての成長・発達とは、教師としてのアイデンティティ形成であること、⑤教員の成長・発達および専門性の発達のためには、支援とケアと協働性が必要なことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教員評価システムによって、学校は常に分断の危機にさらされている。本研究で明らかになった結果を基に、教員評価システムを教員支援育成システムに変えることは、教師が弱さを見せられる、安心を感じられる、悩みを管理職とも共有できるシステムに変えることを意味する。そのようなシステムは学校のあり方をも根本的に変える。教員評価育成システムを教員支援育成システムに変えるのは、学校そのもののあり方を変えることであり、教員支援育成システムに基づく学校は、専門職の学び合うコミュニティとしての学校なのであり、新しい時代への学校づくりの転換でもある。本研究の結果はそういう意味で、非常な社会的意義を持っていると思われる。
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