研究課題/領域番号 |
18K02300
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
|
研究機関 | 筑波大学 (2022) 東京福祉大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
手打 明敏 筑波大学, 人間系(名誉教授), 名誉教授 (00137845)
|
研究分担者 |
上田 孝典 筑波大学, 人間系, 准教授 (30453004)
池谷 美衣子 東海大学, 現代教養センター, 准教授 (00610247)
生島 美和 帝京大学, 教育学部, 准教授 (80535196)
丹間 康仁 千葉大学, 教育学部, 准教授 (10724007)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | コンパクトシティ / コミュニティ形成 / 社会教育行政 / 震災遺構 / 語り部活動 / 学び合い / 地域活性化 / 移住者 / 高齢化 / 産業の復興 / 学校の統廃合 / 防災学習 / 対話による学習空間 / 語り部 / 農業青年クラブ / 地域と学校の連携・協働 / まちづくり / 学校再編 / ボランティアネットワーク / 寺院の社会貢献活動 / 女性の社会参加 / 社会教育 / 公民館 / 民俗行事 / 伝統芸能継承活動 / 社会教育活動 / 地域社会教育施設 / リジリエンス / 東日本大震災 |
研究成果の概要 |
東日本大震災から10年が経過し、被災地ではコミュニティの形成や賑わいを取り戻す取り組みが行われている。本研究は、そうした取り組みを社会教育の観点から考察した。 研究対象地である宮城県山元町は、人びとの親和的であるが外部に対しては閉鎖的な共同的関係が強い地域として歴史的に形成されてきた。しかし、東日本大震災を契機としてボランティア活動など他者性を前提とする共同的関係が混在するようになった。町民とボランティアなど外部者が学び合いを通して相互の関係を尊重し交流することで開放的なコミュニティ形成の萌芽がみられた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、東日本大震災から10年が経過した被災地の復興の取り組みと現状を一自治体に焦点化して社会教育の観点から多面的に考察したものである。同質・閉鎖的な地域が、地域外からの震災復興支援ボランティアとの出合いが、それまで歴史的に形成されてきた学び合う活動(社会教育の構造)に外部者も加わることで新たな関係が築かれることで開放的なコミュニティ形成(社会教育の論理)の萌芽がみられることを明らかにしたことが、本研究の学術的、社会的な意義である。
|