研究課題/領域番号 |
18K02319
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
笠井 尚 名城大学, 人間学部, 教授 (10233686)
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研究分担者 |
川口 洋誉 愛知工業大学, 工学部, 准教授 (60547983)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 学校図書館 / 学校施設 / 調べ学習 / 読書 / 読解力 / 学校司書 / 学校建築 / 学校経営 / 学習環境 |
研究成果の概要 |
学校図書館の設計を通して、よりよい空間整備と運用について検討した。ユーザーである子ども、学校司書、教師などの期待や使い勝手を設計に活かすことに取り組んだ。 学校図書館や公共図書館の先行事例には、ユーザーの意図や空間デザインに生じた齟齬が散見される。たとえば、学校司書や教師の視点からは図書や児童生徒の管理的側面が重視されるが、子どもたちの希望や設計の挑戦的デザインはそれらとは対立することがある。学校図書館整備の機会を利用して、職員、資料、運営を設計に関係づけて検討することで、公共図書館と学校図書館の連携を進めたり、運営の改善を図ったりする実践に取り組むことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子どもの読書推進は、社会的な関心も高く公共図書館での各種行事の開催などさまざまな施策が進められている。一方、学校では司書教諭・学校司書の配置が進められているが、学校図書館の質の高い整備や利用促進は、地域により差がある。子どもの読書に対する一般の教師の関心は必ずしも高くない。学校図書館を物理的な環境整備から検討・開発する本研究は、学校図書館の利用を活性化し、子どもの学習を豊かにする方策を打ち出し、多くの学校図書館で参考にできるプログラムを用意する。学校のICT環境が整えられて学校図書館の利用頻度が下がる懸念もあるなか、よりいっそう魅力的な学校図書館の環境整備が望まれる。
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