研究課題/領域番号 |
18K02339
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 山梨大学 (2021-2022) 山梨県立大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
清水 一彦 山梨大学, その他部局等, 理事 (20167448)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | アーティキュレーション / 教育改革 / 子どもの発達 / 学習権 / 学校段階 / 子どもの学習する権利 / 教育制度改革 / 改革原理 / 斜めの接続 / 職業教育体系 / 専門職大学 / 大学制度改革 / 子どもの学習権 / 教育接続 / 高大接続 / 大社接続 / 移行期教育 / 入試制度 |
研究成果の概要 |
本研究の成果は、次のようにまとめることができる。 (1)教育制度改革におけるアーティキュレーションの研究の必要性については、とくに子どもの学習する権利という観点から移行期の教育を考えることが重要である。(2)アーティキュレーションの問題領域は、構造的側面、内容的側面、そして運営的側面の3つがあり、接続問題の関係には、3つのレベル。縦の接続、横の接続、それに新たに大学と社会との関係を示す斜めの接続でとらえることができる。(3)アーティキュレーションの基本的原理を7つ抽出できた。構造的側面では開放性と選択性、内容的側面では共通化、生活化、個性化、そして運営的側面では親密性と協働性、という原理である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
最大の学術的研究意義は、子どもや学習者の視点の喚起であり、アーティキュレーション問題を子どもの発達権や学習権の保障ととらえると同時に、移行期教育の本質的かつ重要な視点に設定しながらその基本的原理・原則を抽出し明示したことである。学校制度は、こうした子どもの発達権や学習権を保障する一形態としての学校相互間の結合関係の総体としてとらえることができた。また、その結合関係は、基本的にはタテとヨコの二次元の座標軸で考えられるが、いずれにおいても最も本質的な理念として、子どもの学習・発達の過程の連続性であることを実証的に明示することができた。
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