研究課題/領域番号 |
18K02340
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 高知県立大学 |
研究代表者 |
田中 眞希 高知県立大学, 社会福祉学部, 助教 (60368850)
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研究分担者 |
片岡 妙子 高知県立大学, 社会福祉学部, 助教 (50783007)
宮上 多加子 高知県立大学, 社会福祉学部, 教授 (90259656)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 演じる / 介護職員 / 施設介護 / 役割 / 感情コントロール / 障害福祉 / 障害者施設 / 演じる行為 / 実践価値 / 介護福祉 / 職場学習論 / 介護現場 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、介護職員の「演じる行為」に着目し、介護現場で共有される実践価値を明らかにすることである。介護職員への面接調査から、介護職員は経験を重ねる中で「演じる行為」を活用して利用者に接することが分かった。利用者が職員にさまざまな役割を求めていると認識し、介護職員の個性を活用した役割を演じていた。また、障害者および高齢者施設ともに、利用者に演じて接することは、介護職員に共通する認識であった。さらに、共に働く職員間の対人関係においても、感情コントロールの必要性を感じ、互いに気持ちよく仕事をすることが、利用者へのよい支援につながると考えていることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、施設介護職員の実践する「演じる行為」というユニークな方策を取り上げ、その特徴を明らかにしたことに意義がある。本研究で得られた知見は、介護職員の経験から生み出された方策の理論的な根拠を示す可能性から、学術的な創造性を有していると考える。また、人手不足が課題の介護現場において、経験知やケアの方策を根拠に基づく方法論として示すことにより、ケアの質向上に寄与できるものである。
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