研究課題/領域番号 |
18K02345
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 昭和女子大学 |
研究代表者 |
緩利 誠 昭和女子大学, 生活機構研究科, 准教授 (80509406)
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研究分担者 |
青木 幸子 昭和女子大学, 全学共通教育センター, 准教授 (10572191)
中井 大介 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (20550643)
安藤 福光 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (40508545)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 社会に開かれた教育課程 / 教科等横断カリキュラム / 探究的な学び / 共創する学び / 学校組織開発 / 教科横断カリキュラム / 教科横断 / 共創 / 中等教育カリキュラム / 教科横断型・総合型探究学習単元 / 教科パースペクティブ / オープンイノベーション / 越境による共創 |
研究成果の概要 |
探究に基礎をおく「共創する学び」というコンセプトを新たに提案し、そのモデルを構築することで、中等教育における社会に開かれたカリキュラム統合を実現するためのメカニズムと諸方策を明らかにした。具体的には、総合的な探究の時間を主な舞台にして教科横断型・総合型探究学習を共創する経験が、教師(集団)に拡張的学習や越境的学習を引き起こし、学校組織開発を促していることを明らかにした。 また、共創する学びづくりの舞台裏を分析することによって、教師(集団)が直面する障壁や困難、葛藤を抽出・特定することに成功し、それらを乗り越えながら共創プロセスを学校の内側から創出することをサポートする方法やツールを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当為的な中等教育カリキュラム改造論に関するこれまでの議論を踏まえつつ、日常的なカリキュラム開発プロセスのリアリティに実証的かつ実践的に迫りながら、「越境による共創」を通じたカリキュラム統合の可能性を探り、その実現に向けた具体的なメカニズムや方法等を導出したところに本研究課題の学術的意義がある。 この諸成果は「理念は分かる、でも、具体的に何をどうすればいいのか」に悩み、障壁や困難、葛藤を抱える学校現場に対して、日々の教育現実を変革していくための戦略や方策を提供するものであり、現場教師を勇気づけ、新たな機運を高めていくことが期待できる。今後もさらなる社会還元を図っていきたい。
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