研究課題/領域番号 |
18K02358
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
山田 雅彦 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (30254444)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | ユニゾン / マルチモーダル分析 / アルフレッド・シュッツ / 模擬授業 / 学習規律 / 授業型コミュニケーション / 同期 / 引き込み / 授業研究 / 声をそろえる / A.シュッツ / 授業分析 / マルチモーダル |
研究成果の概要 |
主発問の音読や挨拶など、児童・生徒によるユニゾンの特徴について、アルフレッド・シュッツの理論を手がかりとして考察した。ユニゾンは学習規律であるだけでなく、半ば意図的な調整によって達成されるものでもあることが示された。 並行して大学生による模擬授業を分析し、ユニゾンで採用される方略等について以下の3点を指摘した。(1)ユニゾン参加者は複数の方略を採用している。(2)その方略の中には両立不能なものが含まれているが、どの方略を採用するか瞬時に決定される。(3)教師の指示はユニゾンを達成する手がかりとして活用されることもあり、ユニゾン達成を阻害しかねない時には無視されることもある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慣習として学校に定着している一方忌避する教師も多いユニゾンについて、積極的な教育効果の存在を明らかにし、教師の指示のあり方によってその効果が影響されることを指摘した。これにより、児童・生徒相互間の人間関係の調整を可能にするユニゾンと、観客(来賓)に誇示するためのユニゾンを区別して前者を残す可能性が高まった。
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