研究課題/領域番号 |
18K02366
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
三木 裕和 鳥取大学, 地域学部, 教授 (80622513)
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研究分担者 |
別府 哲 岐阜大学, 教育学部, 教授 (20209208)
川地 亜弥子 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (20411473)
寺川 志奈子 鳥取大学, 地域学部, 教授 (30249297)
山根 俊喜 鳥取大学, 地域学部, 教授 (70240067)
赤木 和重 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (70402675)
國本 真吾 鳥取短期大学, その他部局等, 教授 (80353100)
越野 和之 奈良教育大学, 学校教育講座, 教授 (90252824)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 教育目標 / 教育評価 / 資質・能力 / 知的障害 / 発達障害 / 教材 / 授業づくり |
研究成果の概要 |
研究の目的は、知的障害、発達障害の教育目標・教育評価の構造を、資質能力の観点から明らかにすることであった。学校教員と大学研究者の合同研究会を、のべ16日間に渡って行い、数多くの授業実践を検討した。その結果、知的障害、発達障害の授業において、自立と社会参加が重視される傾向にあるが、文化、科学の伝達、習得と人間発達をめざした教材、授業が重要であることが明らかになった。また、創造的に考えること、人と共感することを教育目標とした授業も多く見られた。学校教育全般における、共感的情動体験の蓄積が有効であると推察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
OECDのキー・コンピテンシーと資質能力論は、知的障害のない者を念頭に置くものであり、知的障害・発達障害などの教育実践に適応させる上で困難が見られた。特に、職業検定など、社会適応に傾斜した教育が先行する特別支援学校においては、キー・コンピテンシーと訓練的学習との衝突が認められた。一方、特別支援学校高等部の自己理解の取り組み、理科、社会の知的活動、小学校から高等部卒業までを追った事例検討、重症児の発達的理解と教育実践、小学校特別支援学級の粘土を用いた表現活動など、多彩な教育実践が報告され、知的発達を基礎に、人類の文化、科学、芸術を学ぶことで内面の変化が見られることも、実感を持って理解された。
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