研究課題/領域番号 |
18K02383
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
Inugai Carol 筑波大学, 教育推進部, 客員教授 (90817032)
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研究分担者 |
御手洗 明佳 千葉大学, アカデミック・リンク・センター, 特任助教 (00725260)
花井 渉 独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 助教 (60783107)
江里口 歡人 玉川大学, 教育学部, 教授 (90266255)
川口 純 筑波大学, 人間系, 助教 (90733329)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 高大接続 / キャリア教育 / 国内大学入試 / IB入試 / コンピテンシー / 日本型IB教育の創造 / 国際比較研究 / IBコンピテンシー / 大学入試改革 / 教育制度 / IBDP / センター試験 / 探究型学習 / 学習成果の評価 / 教育制度の国際比較 / 探求型学習 |
研究成果の概要 |
IB生の「学習権の保障」について、(1)「大学としてIBDPの学習経験を有する生徒を、如何に評価するのか」という高等教育の課題、(2)「如何にIBDPが日本の大学入試制度に位置付くのか」という教育制度の課題、(3)「IBDPの活用が大学入試改革全体に如何なる影響を与えるのか」という大学入試改革の課題を検討した。まず、先進的にIBDP生を受け入れてきた諸外国では、IBDPが、円滑な高大接続に対して、如何なる意義や効果を有すると考えられ、また制度の中に位置付いているのか、現地調査を通じて明らかにした。次に諸外国の大学入試制度に対して、IBDPが如何に影響を与えているのか、その状況を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の大学入試は、IBDP資格の取り扱いに関する検討が不十分さゆえに結局はIB資格を用いずに大学に入学する生徒が多いという実態がある。IB認定校の増加に伴い、IBDPを経験する生徒数は増加していくと考えられるが、彼らの「進学先」としての大学は、受け入れの準備が不十分である。そこで、日本に先立ち、IBDPを経験した生徒を大学入試において評価してきた諸外国において、如何にIBDPを大学入試に位置づけているかを検討することは、日本の制度設計に示唆を与える。国内外での研究動向を整理した上で、海外の大学でのIBDP活用状況を踏まえ、国内の大学入試を相対化させ、客観的に比較、分析する本研究は有意義である。
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