研究課題/領域番号 |
18K02394
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
乾 美紀 (寺尾美紀) 兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (10379224)
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研究分担者 |
荻巣 崇世 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 特任助教 (00743775)
鴨川 明子 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (40386545)
中矢 礼美 広島大学, 国際協力研究科, 准教授 (70335694)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | アセアン諸国 / OOSCY / 国際支援ネットワーク / 国際NGO / 教育のアクセス / 教育の質 / 国際機関 |
研究成果の概要 |
調査の結果、各国は正確なOOSCYの数を把握できていないことが明らかになった。またOOSCYの対象は一般に女子、マイノリティ、越境者、貧困者などに分かれており、これらが重複しがちなことも明らかになった。OOSCYの対象は多様なため、教育協力ネットワークはあっても見えにくいうえ、繋がりができにくいことも分かった。OOSCYに対するアセアン域内の支援は彼らを学校に戻すことを最善としている。しかし地域レベルでは、学校に戻すよりも職業教育によりサバイバル能力を身に着けさせて収入を得させようとする動きが目立つ。従ってそれらの活動を行う実行部隊に力をつけ、効果を可視化することが必要となる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでOOSCYに対するアセアンレベルの教育支援は彼らを学校に戻すことが主流であり、そのことがアセアン域内でも一般的であった。しかしながら本研究の意義は、公教育よりも職業教育など「多様な教育の在り方」が重んじられていること、アライアンスよりも「当事者を中心としたネットワーク」が形成されていることを発見したことである。 OOSCYへの支援について、従来の理想的な教育の在り方を根本的に見直す結果を導いたこと、さらに効果的な教育の方法を提案することにつながったことには大きな学術意義を見出すことができる。
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