研究課題/領域番号 |
18K02414
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
榎井 縁 大阪大学, 人間科学研究科, 特任教授(常勤) (50710232)
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研究分担者 |
棚田 洋平 一般社団法人部落解放・人権研究所(調査・研究部), 企画・研究部, 研究員 (00639966)
山本 晃輔 関西国際大学, 社会学部, 講師 (30710222)
今井 貴代子 大阪大学, 人間科学研究科, 招へい研究員 (90710236)
石川 朝子 下関市立大学, 都市みらい創造戦略機構, 特任教員 (60759877)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 移民(外国人)の子どもの教育 / 進路保障、高校進学 / 編入様式 / 承認 / 高校進学 / 教育社会学 / 外国人生徒 / キャリア形成・学業達成 / 特別扱い / 学業達成 / トラッキング / ニューカマー / 外国人教育 |
研究成果の概要 |
全国の高校での外国人生徒の受け入れが困難な中、神奈川、大阪においてはそれぞれの文脈に基づき地域資源や教育資源を使ったシステム運用がみられた。 また大阪の外国人生徒枠をもつ高校では、外国人生徒の受け入れを可能にする文脈や教育システムと共に、受け入れ後の教育実践が、外国人教育に精通した教員たちによってなされていたことが明らかになった。卒業生のインタビューからは、高校という場で母語教育を充実させ、外国人生徒を尊重する取り組みが将来展望を持たせていることが明らかになった。しかし高校卒業以降、かれらを統合するための日本社会課題は、大学を初め多く残されている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中教審はじめ、国レベルで外国人児童生徒の高校進学について着目され、その具体的政策について案中模索である中で、90年代から積極的に受け入れている大阪の公立高等学校の10年以上に及ぶ実証的研究と、その分析による課題を明らかにしたことにより、これから受け入れの枠校をつくったり体制を整えていくであろう各地の教育委員会、NPONGO.地域社会へ一定の示唆を与えることができた。卒業生の追跡調査を行うことで中長期的取り組みの必要性が明らかになった。
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