研究課題/領域番号 |
18K02415
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
西本 佳代 香川大学, 大学教育基盤センター, 准教授 (20536768)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 児童養護施設 / 退所者支援 / 人的ネットワーク / インタビュー調査 / 訪問調査 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、児童養護施設退所者の人的ネットワークの実態、及び「退所児童等アフターケア事業」の実施状況を明らかにすることにあった。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、当初予定していた数のインタビュー調査、訪問調査は実施することはできなかった。その代わりに、当該テーマに関する文献調査、ウェブアンケート調査等を追加で実施し、研究助成を受けた期間中に、5本の論文執筆、3件の学会発表を行うことができた。それらを通して、大学におけるつながり支援の重要性を指摘し、具体的な方策として、キャンパスソーシャルワーカーやキャンパスサポートプログラムの充実、を提案することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通して、児童養護施設入所経験者を積極的に受け入れている大学・短期大学においてすでに福祉的支援が行われていること、加えて、アメリカにおいてはFoster Youthを対象としたキャンパスサポートプログラムが充実していること等が明らかになった。その結果を用いて、大学におけるつながり支援の重要性を指摘し、具体的なつながり支援の方策として、キャンパスソーシャルワーカーやキャンパスサポートプログラムの充実を提案した。児童養護施設入所経験者のつながり支援の場として大学を設定し、具体的な支援策を提起したという点において、本研究の意義は大きい。
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