研究課題/領域番号 |
18K02428
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 大阪商業大学 |
研究代表者 |
尾場 友和 大阪商業大学, 公共学部, 准教授 (50781374)
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研究分担者 |
尾川 満宏 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (30723366)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 高校生 / キャリア形成 / 教育社会学 / 進路指導 / キャリア教育 / 地域特性 / 職業への移行 / 生徒文化 / 教育学社会学 / 学校から職業への移行 |
研究成果の概要 |
高校生のキャリア形成に対し、学校が提供する学科のカリキュラムだけが影響を与えるのではない。高校生は、彼らの生活の場である地元で見聞きする大人たちの経験をロールモデルとして捉え、そこから自らのキャリアを構成していく。このメカニズムは、学校による進路に対する水路づけ機能における強弱や地域の労働環境や産業情勢と関係している。こうした地域の社会的状況を加味した教育は、これまでの高校教育では等閑視される傾向にあり、本研究により新たな視座を提供できたと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高校生のキャリア形成は、学校のカリキュラムと生徒の興味・関心が関連していると考えられる。確かに、カリキュラムは卒業後の進路を一定の方向に水路付ける。しかし、カリキュラムの中には水路付けが弱いものもある。また、生徒の興味関心も重要な要素であるが、高校生が見聞きする地域の大人たちの状況に左右されるため、地域の情勢が進路に対し影響を与えうる。そうした高校生のキャリア意識の形成に係るメカニズムは、これまでのキャリア教育では十分カバーしきれていなかった領域である。本研究は、今後の学校現場における指導において、新たな視点を提示した。
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