研究課題/領域番号 |
18K02433
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
|
研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
村山 拓 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (50609641)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | ヘルス・リテラシー / 学校教育 / ソーシャル・インクルージョン / 北米 / 米国 / カリキュラム / 障害 / 貧困 / 子ども |
研究成果の概要 |
本研究では、障害、貧困児童のライフ・スキルとヘルス・リテラシーの獲得と学校教育におけるカリキュラムや実践に注目して検討を行った。とりわけ北米地域の教育、福祉、保健、公衆衛生といった多領域にまたがる健康課題への対応に焦点を当てた検討を行い、共生社 会におけるマイノリティ児童の包摂に向けた教育的課題、子ども問題への課題への取り組みの特徴と可能性、課題を明らかにした。近年、心理面、情緒面での課題やその対応が重視されており、メンタルヘルス・リテラシーの向上や、精神的健康の維持のためのプログラム開発、ストレス対処に関わる実践などが学齢期、とりわけ思春期の生徒に向けて進められていることなども確認した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、ソーシャル・インクルージョンと共生社会の形成に向けた、ライフ・スキルとヘルス・リテラシーの普及、獲得のためのカリキュラム開発について、米国における特別ニーズ教育と公衆衛生をめぐる言説と実践事例から探ることをねらいとして行われた。わが国における共生社会の形成は、「障害者理解促進事業」、「子どもの貧困対策会議」(いずれも内閣府)などによる少数者の社会(生活)保障を中心に展開されているが、とりわけ貧困対策、格差縮小に向けた社会設計は、先進国に共通した課題といえ、多文化多言語状況、経済的貧困の課題への対応の教育学的な課題の抽出と理論的特徴を示すことに寄与するものと考えられる。
|