研究課題/領域番号 |
18K02436
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
石川 眞佐江 静岡大学, 教育学部, 准教授 (80436691)
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研究分担者 |
村上 康子 共立女子大学, 家政学部, 教授 (20458863)
市川 恵 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 講師(任期付) (70773307)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 乳幼児 / 手遊び歌 / 獲得過程 / コミュニケーション / 音楽性 / 養育者 / 音声コミュニケーション / 模倣 / 獲得 / 遊び歌 / 乳児 / 音楽的発達 / 音楽 / 保育者 / 発話 / 機能 |
研究成果の概要 |
本研究では主として2歳~3歳の幼児が既存の手遊びの獲得過程について研究を進め、以下の点が明らかとなった。 2歳児においては歌唱が先行し、次いで身体運動が獲得される。身体運動の中では「身体接触」部分から先行して獲得され、次に「単純な要素」部分が獲得される。また「クライマックス」部分の獲得は早い段階で行われる。モデル提示者がいる場合は身体運動は拍に遅延することが多いが、不在の場合拍との同期は比較的正確に行われる。 3歳児においては、単純な動作とクライマックスの獲得が先行し、イメージに基づく複雑な動作部分は改変を加えて子どもなりに再現される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究においては、新型コロナウィルスの感染流行の影響を受け、当初の予定通りのデータの収集について困難が生じたため、手遊び歌に焦点を絞り、その獲得過程について研究を行った。 手遊び歌は、広く子育てや保育の現場で使用されているが、その教育的意義についての議論は不十分である。手遊び歌には音楽的要素のほか、コミュニケーション的要素、身体運動要素などさまざまな発達にかかわる要素がある。今回の研究において、そのコミュニケーション的側面が音楽に支えられて成立する過程の一端を明らかにすることができ、今後の保育や子育ての場において手遊び歌を活用する際の意義を示すことができたと考える。
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