研究課題/領域番号 |
18K02457
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 玉川大学 |
研究代表者 |
梶川 祥世 玉川大学, リベラルアーツ学部, 教授 (70384724)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 乳児 / 音楽 / 心拍変化 / リズム / 愛着 / 養育者 / 身体揺動 / 父親 / 母親 / 身体運動 / 歌 / 身体動作 / リズム同期 / 音声知覚 / コミュニケーション / 乳幼児 / 心拍 / 情動 / 発達 |
研究成果の概要 |
育児における音楽使用が、子どもと養育者のコミュニケーション協創システム発達を促進するメカニズムに関して行動実験と観察に基づき検討を行った。母子の心拍を指標とした行動実験、父母による子への歌いかけの音響・行動分析、音楽と言語の聴取実験により、音楽と身体運動を共同で経験することが乳児の鎮静と母子の状態同期にもたらす影響、歌いかけと養育態度の関連、コミュニケーションツールとしての音楽と言語の役割分化を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、親子のコミュニケーションツールとしての音楽が、親子の短期的・長期的状態に影響をもたらすことを示した。従来少なかった自然場面に近い状況を実験室または自宅で設定し親子を同時に分析した点が新しく、日常的な音楽使用が親子間の絆形成とコミュニケーション発達に深くかかわることをより強固に裏づけるものである。本研究の成果は、言語や社会性の発達が定型的でない子どもや精神的に問題を持つ親のコミュニケーションを促進するツールとして音楽を活用することの科学的背景として、より効果的で適切な方法を提案することにつながると考えられる。
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