研究課題/領域番号 |
18K02461
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
齋藤 慈子 上智大学, 総合人間科学部, 准教授 (00415572)
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研究分担者 |
橋弥 和秀 九州大学, 人間環境学研究院, 教授 (20324593)
池田 功毅 明治学院大学, 経済学部, 研究員 (20709240)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 子育て / 養育欲求 / 親以外の第三者 / かわいさ認知 / 乳幼児 / 乳幼児顔 / 幼児図式 / 親 / 保育者 |
研究成果の概要 |
社会の中での子育てを促進することを目指し、以下の3つの研究を行った。(1)乳幼児顔に対する評定を母親と大学生で比較した結果、両者では乳幼児の顔の認知が異なることが示唆された。(2)親でもある保育士へ保育と子育ての相違についてインタビューを行った結果、共通点として子どもに対するポジティブ感情などが、相違点として対象が集団であるか否かなどが見いだされた。(3)3-5歳児を育てる母親と父親において、ソーシャルサポートが親の心理的状態、養育行動を介して、あるいは直接、子どもの発達に影響を与えるのかをオンライン調査データにて検討したところ、母親と父親では要因感の関連の仕方が異なることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果から、親と大学生で乳幼児の顔の認知の仕方が異なること、子どもと積極的にかかわる仕事である保育者であっても、子育てと保育は同じではないこと、養育におけるソーシャルサポートの影響の在り方は、母親と父親で異なることが示された。どのような人が、どのような齢の子どもに、どのようにかかわりうるのか、またその影響の在り方に関する情報を提供することができ、これらの情報は、社会の中での子育てを促進するためのシステム構築のヒントとなると考えられる。
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