研究課題/領域番号 |
18K02462
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
渡部 かなえ 神奈川大学, 人間科学部, 教授 (50262358)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 子ども / 保育環境 / 健康 / 幼児教育 / スウェーデン / ニュージーランド / 日本 / 体験 / 発育発達 / 就学前教育 / 共育 |
研究成果の概要 |
園児の運動能力が低いことに園の狭さが影響していること、運動能力の二極化傾向がみられ園児の間に運動能力格差が生じていることが明らかになった。また、子どもが直面している健康・安全の問題にはけがの防止や災害時の避難や交通安全など、コロナ以上に必要なことがあること、子どもたちは遊びを通して命と健康を守るための生きる力を育んでいることが分かった。また、幼児教育が非認知スキルの育ちや就学後の学力、成人後の社会格差にまで影響を及ぼしていることが推察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の幼児教育施設の狭さが幼児の運動能力の低下に繋がっていることから、元気に遊べる保育環境の整備と改善の必要性を提言した。また日本の幼児教育は情緒的で、優しく気遣いのできる子どもに育つが、自分の意見を述べたり議論する力の育ちは十分ではなく、個としての自立支援に課題があるという問題提起を行った。また東日本震災の被災地の子どもたちと保護者はいまだ健康に不安を持っており、継続的な支援が必要なことが、子どもが描いた絵の質的分析とボランティアへのアンケート調査から明らかになり、また子どもたちへの支援がボランティア(大人)たちの気づきと学びの機会になっていることが明らかになった。
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