研究課題/領域番号 |
18K02471
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 関西学院大学 (2021-2022) 大阪成蹊大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
松阪 崇久 関西学院大学, 教育学部, 准教授 (90444992)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 音遊び / 表現活動 / 領域「環境」 / 領域「表現」 / 領域間連携 / 総合的指導 / 環境を通して行う教育 / 保育・幼児教育 / 保育 / 幼児教育 / 環境を通して行う保育 / 領域「人間関係」 / 環境 / 人間関係 / 表現 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、保育における幼児の音遊びとその援助の実態を明らかにし、そのあり方について領域「環境」と領域「人間関係」の視点から考察することであった。研究実績の概要は、以下のとおりである。 保育現場における音遊びとその援助の実態については、長期化する新型コロナウィルス感染症蔓延の影響により令和3年度までに実地調査をおこなうことができなかった。そのため、当初の計画を変更し、(1)保育者養成課程における音遊びを含む表現活動の扱われ方について、主に領域「環境」の観点から分析を進めてきた。保育系学会の学会誌掲載論文及び学会発表を対象として、表現活動における「領域間連携」や「総合表現」の事例をひろいあげてその内容分析をおこない、音遊びを含む表現活動において「総合的指導」がどのように捉えられているかを調べた。分析結果については、今後、学会および論文にて発表していく予定である。 また、(2)保育における援助を考える際に重要となる「環境」や「環境を通して行う保育」の概念について、意味の混乱がみられる点に注目し、その要因と解決策について考察してきた。「環境」概念の混乱の背景には、「環境」に含まれるものの多様さに加えて、「環境」という語が保育における複数の異なる概念で使用されていることや、「環境を通して行う保育」の実践上の難しさ・複雑さがあることなど、様々な要因があることを整理した。その内容は過年度の日本保育学会にて発表した。令和4年度には、日本の保育の「環境を通して行う保育」に関する現状の課題について、とくに「子どもの権利」の観点から整理をおこなった。その内容をIPA(international Play Association)日本支部の研究集会にて発表した。また、領域「環境」の教科書を対象として、養成課程における「環境」概念の捉えられ方の実態と、表現活動の扱われ方についての分析を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の予定では、保育現場での実地調査によってデータを収集することにしていたが、新型コロナウィルスの感染拡大の影響が長く継続する中で調査をおこなうことができず、保育現場における音遊びとその援助の実態についての調査・分析をおこなうことはできなかった。そのため、当初の計画を変更し、保育者養成課程における音遊びをはじめとする表現活動の扱われ方と「総合的指導」や「環境を通して行う教育」といった指導法の捉えられ方に関する分析を進めている。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウィルス感染症の影響の長期化により実地調査をおこなえない状況が続いていたため、当初の計画を変更し、保育現場ではなく保育者養成課程における音遊び及び表現活動の扱われ方についての分析を進めている。学会にて報告されている授業実践内容や教科書といった養成課程に関する資料を用いて、引き続き分析をおこなっていく。音遊びや表現活動に関する保育者養成教育において、総合的指導がどのように捉えられているか、とくに領域「環境」の視点に注目して分析していく。また、「環境を通して行う保育」や「総合的指導」といった保育の指導に関わる重要な用語の理解が、保育者養成教育において混乱している現状についての分析もおこない、その課題の解決に向けた方策についての考察を進める。
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