研究課題/領域番号 |
18K02472
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 常磐会短期大学 |
研究代表者 |
卜田 真一郎 常磐会短期大学, その他部局等, 教授 (20353021)
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研究分担者 |
平野 知見 京都文教大学, 臨床心理学部, 准教授 (10441122)
長澤 貴 鈴鹿大学短期大学部, こども学専攻 幼稚園教諭・保育士コース, 教授 (20515134)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 多文化共生保育 / 価値観・行動規範の多様性 / イスラームとの共生 / 園の多様性 / 保育者の当事者性 / 価値観・行動規範の多様化 / 価値観や行動規範の多様性 / 当事者性・非当事者性 / 行動規範・価値観の多様性 / 保育の場のありよう / 保育者自身のありよう |
研究成果の概要 |
本研究は、多文化共生保育実践における「保育の場(園)の多様性」と「人(保育者)の多様性」と、価値観や行動規範の多様性に関わる問題の検討を目的としている。「保育の場の多様性」については、様々な多文化状況の保育現場に関わる保護者・保育者等との対話を通して、場の特性に応じて生起する価値観や行動規範に関わる課題を検討した。「保育者の多様性」については、ドイツ・ライプツィヒの移民や難民の子どもが在籍する保育現場で勤務する、移民でありムスリムである保育者のキャリア形成の過程を抽出し、言語的・宗教的背景が異なる中で、彼らが保育者としてのアイデンティティをどのように確立しようとしているのかを描出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果の学術的・社会的意義として、次の点を挙げることができる。 国際的な共生課題と深くかかわった研究:宗教的多様性や価値観の多様性の中での共生について検討した点。特に、国際的な共生を巡る課題であるイスラームとの共生について検討した点は特筆すべき点である。また、実践者の当事者性に着目した研究:保育実践を支える一人ひとりの保育者の当事者性(あるいは非当事者性)に着目した検討は、多文化共生保育研究における新しい成果である。
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