研究課題/領域番号 |
18K02473
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 武庫川女子大学短期大学部 |
研究代表者 |
崎山 ゆかり 武庫川女子大学短期大学部, 幼児教育学科, 准教授 (80435320)
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研究分担者 |
川中 普晴 三重大学, 工学研究科, 准教授 (30437115)
高瀬 治彦 三重大学, 工学研究科, 教授 (10283516)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 乳幼児運動分析 / 発達支援 / 自動化 / 保育現場 / ケステンバーグムーブメントプロフィール / ダンス・ムーブメントセラピー / 運動分析 / リズムライン / 入力装置 / 分析カテゴリー / プログラミング |
研究成果の概要 |
保育現場における発達支援のために、乳幼児運動分析技法に焦点を当て、その汎用化を目指した。情報工学の専門家との協働により、既存のアナログの技法の自動化への取り組みを行った。 自動化に不可欠であるデータのデジタル化のための入力装置の開発に着手し、海外の専門家の意見なども取り入れた改良版の装置を開発した。この装置を用いて入力したリズムラインと従来の手描きのリズムラインを比較検討し、汎用化に向けた指針を得た。さらにデジタルデータを要素ごとに自動分類するための、分析カテゴリーを既存の要素から抽出し、自動化に向けたプログラム構築の基盤となる枠組みを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
保育現場での発達支援の新たな手掛かりとして、欧米の母子支援で活用されている乳幼児運動分析技法の視点を取り入れることの有用性を明確化できた。 具体的には、複雑な手技の自動化を目指す観点から、汎用化に向けた取り組みとして、これまで長年手描きで行われてきたリズムラインのデータのデジタル化の前提条件となる観察対象となる動画と同期する入力装置の開発を進めた。この装置によるモデルリズムラインの描線と既存の手描きによるリズムラインとの比較検討まで、研究を進めることができた。これにより、一部の専門家のみの技術であった運動分析が、保育現場に活かすための足掛かりができた。
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