研究課題/領域番号 |
18K02474
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 岐阜工業高等専門学校 |
研究代表者 |
櫻木 耕史 岐阜工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (90781790)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 子ども / 学び / 地域 / 学びの場 / 放課後 / こども / 放課後子ども教室 |
研究成果の概要 |
放課後子供教室の実施率が岐阜県で低い理由は、その地域性にあり、放課後子供教室以外の方法で子どものための活動を行っている自治体が多いこと、参加者の確保が厳しい自治体が多く存在することが理由であると判明した。人口減少を背景として、子どものための活動は子どもに地域の魅力を伝え定住を促す取り組みへとシフトしており、既に制度を超えた取り組みが始まっていた。そこで、地域の持続可能性を加味した「地域における子どもの学びの場」として活動が良く、放課後子供教室が未実施自治体のある地域において、地域における子どもの学びの場としての活動を試行し、人、活動内容、地域資源の3つの条件が必要であることを導いた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
放課後子供教室は、地域社会と子どもをつなぎ地域の居場所としても有効である。しかし、地域性があり日本全国で同じように実施できず、子どもも見守りや指導を行う大人も確保しやすい都市部で実施しやすいことが分かった。 子どもは自分の生活圏を決定できないが、通信技術の発達で、都市の価値が瞬時に一方的に伝わる社会に生きている。地方に住む子どもたちが、地域の中で自分たちの思いや考え方を形作るためには、その生活や価値に触れ、考える機会が大切であり、これが地域の持続可能性に大きく貢献する。様々な自治体で取り組まれている子どもの学びの場は、日本の地域社会の持続可能性を見出すことができ、社会的意義が高いと考える。
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