研究課題/領域番号 |
18K02475
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
山名 裕子 秋田大学, 教育文化学部, 教授 (10399131)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 遊びの中の学び / 学びの基盤 / 認知発達 / 幼児期から児童期にかけての移行 / 「遊び」の中の「学び」 / 発達理解 / 幼保小の連携 / 幼児教育・保育 / 直観的思考 / 論理的思考 / 学びの基礎 / 遊び / 幼児期 |
研究成果の概要 |
本研究では,乳幼児期にふさわしい「学び」について考察することを目的とした。子どもの観察,保育者や教師とカンファレンスを重ねることによって,「自発的な活動としての遊び」が,結果として「学びの基盤」となること,その際,分かりやすく説明しやすい「活動」としてではなく,子どもの思いを丁寧に受け止めることが,何よりも重要であることが明らかになった。一方でそのような姿を捉える視点が教師・保育者間でも違うため,同じ状況を一緒に見たり,具体的な子どもの姿から語ることが,より重要であることも明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
幼児期特有の整理のつかない学びが,子どもの自発的活動としての遊びの中で育まれていること,またその遊びを保育者が意図して環境としてしみこませることが重要であることを示唆した。 特に幼児期から児童期にかけての環境移行では小学校の準備教育として幼児教育が考えられることが多いが,そうではなく,幼児期で十分に遊ぶことの必要性を子どもの姿や保育者へのインタビューから多面的に論じた。この点は,現在議論されている「架け橋プログラム」の構築にも生かされる点である。
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