研究課題/領域番号 |
18K02483
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
石垣 文 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 助教 (60508349)
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研究分担者 |
佐藤 将之 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (70454080)
下村 一彦 東北文教大学, 人間科学部, 准教授 (40389698)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 屋外 / あそび / 物理的環境 / 使用者評価 / 整備 / 遊び / 整備プロセス / 参画 / 遊具 / ビオトープ / 就学前保育施設 / 園庭 / 環境整備 / プロセス |
研究成果の概要 |
近年の園庭整備における主テーマは、平坦なあそび場のグラウンドに「身体感覚を使ったり人との関わりをうみだす木製遊具を多要素に備える」方向や「ビオトープをつくる」方向、またそれらを組み合わせる方向にあることが示された。次に、園庭整備は整備作業と管理や安全面において保育者の負担増加が懸念されがちだが、保育者は整備を行うことで園庭環境に留まらず保育観や子ども観に対する洞察が深まり、さらに保育の質的・肯定的変化につながる好循環が起きていることが明らかにされた。これを「園庭環境創造」と定義した上で、園庭の整備が園庭環境創造へとつながるための、整備に関わるメンバーと整備のステップに関するモデルを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで園庭整備の方法や効果に関する学術的知見は散見される程度であり、園庭環境をどのようにつくっていくかを検討し実施することは各施設に委ねられているのが現状であった。しかし日々の保育・教育がある施設現場で園庭整備について検討し実施することは様々な制約から困難が伴う状況にあった。そのような状況にあって整備を進めるためのモデルが示され、また整備により園庭環境に留まらず保育観や子ども観に対する洞察が深まり、また保育の質的・肯定的変化につながるような好循環が起きることが明らかにされたことは、園庭整備の進展を後押しすることに寄与するものである。
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