研究課題/領域番号 |
18K02485
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
池谷 和子 長崎大学, 教育学部, 准教授 (50622693)
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研究分担者 |
足立 文美恵 宮崎大学, 地域資源創成学部, 教授 (50433058)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 子ども / 貧困 / 定義 / 法 / 実態調査 / 指標 / 子供 / 子どもの貧困 / 実態調査方法 |
研究成果の概要 |
本研究では、昨今社会問題となっていながらも、「何をもって子供の貧困というか」があまり明らかではない「子供の貧困」について、その定義や実態調査方法を探るものである。 研究1年目には子供の貧困に関わる公的機関や民間団体への訪問調査を行い、「子供の貧困をどのように定義するか」について検討し、研究2年目に子供の貧困の定義に関する論文を執筆した。研究3年目から5年目には、貧困の実態調査に必須となってくる「指標」について、日本及び諸外国の状況についての文献調査を行った上で、国際的に評価されつつある「ウェルビーイング指標」について、日本における「子供の貧困の指標」において参考となる点を中心に議論を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、「子ども貧困の定義」を大人の貧困の定義と同様のものと見なしている等、社会における子どもの貧困の定義や原因は定まっていなかったが、本研究において次のことを見出すことが出来た:①子どもの貧困の定義には、大人の相対的貧困の定義とは異なり、「一定の地域社会の中で生活する際に、その子どもを健全に育成するのに必要なもの・機会を確保する為に、お金が十分にかけられていないこと」を、その要素に含めるべきこと、②子どもの貧困には親の行為が多分に関わっており、政府が子どもの貧困対策として家庭へお金を支出するということが必ずしも貧困の撲滅にはならず、親への金銭教育も重要であること。
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