研究課題/領域番号 |
18K02487
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
道信 良子 札幌医科大学, 医療人育成センター, 准教授 (70336410)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 小児がん / 小児がん医療 / 協働意思決定 / 子ども / いのち / 医療福祉学 / 医療人類学 / エスノグラフィ / 意思決定 / ヘルス・インタビュー / 小児医療 / インタビュー / ヘルスケア / 相対的自己 / 参与観察 / 応用人類学 |
研究成果の概要 |
小児がんの治療を受ける子どもの治療に対する意思は、①病棟の環境に慣れる、②仲間をつくる、③医療者と治療の目標を共有するという、3つの過程を踏んでいた。子どもたちは愛情と信頼のある関係においては、治療の意思決定を親と医療者に委ねていた。小児がん医療における協働意思決定とは、子どもが治療によりよく参加できるための臨床におけるコミュニケーションのかたちであり、それは、日常の病棟におけるより大きな人間関係を土台にしていることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小児がんの協働意思決定の議論において、国際社会では、医療者や親が考える子どもの存在や権利を擁護する立場からの論考が多い。そこには自律的で明確な自己決定権をもつ「個人」として子どもをとらえる西洋社会の思想がある。本研究では、子どもと周囲の人びととの関係性に光をあてたことにより、子どもの存在の意味が社会や文化によって異なり、協働意思決定のアプローチも日本に特有の様相を見せることを明らかにした。
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