研究課題/領域番号 |
18K02493
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
野村 優子 北里大学, 大学病院, 主任 (50790755)
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研究分担者 |
佐藤 春彦 関西医科大学, リハビリテーション学部, 教授 (30274062)
釼持 学 北里大学, 医学部, 講師 (60317039)
大岡 麻理 北里大学, 医学部, 助教 (90458852)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 極低出生体重児 / 体幹機能 / 小型多機能センサ / 抗重力運動 / 静止立位バランス / 歩行分析 / 幼児期 / 健常児 / 小型無線多機能センサ / バランス能力 / 体幹運動 / 立位バランス / 重心 |
研究成果の概要 |
本研究は、極低出生体重児(VLBWI)の運動能力を高精度データで鮮明化し、正常出生体重児(NBWI)と比較することで、VLBWIの運動の特徴を調査した。その成果は、以下の3点にまとめられる。 (1) VLBWI は、体幹運動の屈曲・伸展の運動の範囲がNBWI よりも小さい。(2) VLBWI の静止立位バランスは、硬い/軟らかいの床条件に関わらず、NBWI よりも動揺が大きい。またVLBWIは、NBWI と体格差のない場合、時空間歩行パラメータに差を認めない。(3) NBWIの静止立位バランスと時空間歩行パラメータは、両方とも年齢に応じて改善を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
極低出生体重児は、正常出生体重児と比較して青年期においても運動能力が低下していると報告されている。本研究では、一見、正常出生体重児と同じ様に観察される幼児期の極低出生体重児の運動を小型無線多機能センサ、重心動揺計、Walk Wayを用いることで客観的データとして捉えた。今回の結果より、極低出生体重児は、正常出生体重児と比較して体幹運動は小さく、静的立位バランスは不安定である。また、体格差がない場合、歩行パラメータに差がないという特性が明らかになった。これらの特徴を把握することは、極低出生体重児の運動障害のリスクを早期に評価できる可能性が示唆され、問題の早期発見に役立つものと思われる。
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