研究課題/領域番号 |
18K02495
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 工学院大学 |
研究代表者 |
安部 芳絵 工学院大学, 教育推進機構(公私立大学の部局等), 准教授 (90386574)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 災害遊び / ゆらぎ / 児童館 / 放課後児童クラブ / 東日本大震災 / 熊本地震 / 子ども支援 / 専門性 / 地震ごっこ / 津波ごっこ / フィクション / 子どもの権利条約 / 子どもの権利 / 子ども参加 / 災害復興 |
研究成果の概要 |
本研究では、災害後の遊びの実態を被災地域の児童館・放課後児童クラブを対象とした質問紙調査およびインタビュー調査から検討した。その結果、災害は子どもの遊び環境が減少するだけでなく、一人で遊べない、遊びが長続きしないなど遊びの内容にも影響を及ぼしていることが明らかとなった。また、6割の支援者が、研修やメディアを通して地震ごっこなどの災害遊びを知っていたが、実際に目の当たりにすると「どうしていいかわからなかった」「やめさせた」という実態も浮き彫りになった。災害遊びをめぐっては、子どもに回復をもたらすと同時に支援者にゆらぎ(葛藤)を引き起こしていることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は第一に災害後の子どもの遊びの実態を明らかにしたことである。質問紙調査の結果、子どもの遊びが環境と内容の両面で災害の影響を受けること、加えて、災害遊びについて一般に知られている「地震ごっこ」「津波ごっこ」以外の具体例を収集したことが挙げられる。 社会的意義としては、現場で支援者が直面する葛藤をインタビューを通して明らかにしたことである。災害遊びは医学・心理学的には見守るのがよいとされる。しかし、本調査では、見守るのがよいと知りながらも自身の被災経験などから見守れない支援者の葛藤が明らかとなった。このことは、今後の災害後の子ども支援を考える上で大きな課題といえる。
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