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センサを用いた幼児の人間関係の可視化・定量化による発達理論の構築と保育方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K02503
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09030:子ども学および保育学関連
研究機関中部大学

研究代表者

花井 忠征  中部大学, 現代教育学部, 教授 (70164879)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード幼児 / ビジネス顕微鏡 / コミュニケーション / 人間関係 / 集団形成 / 可視化 / 発達理論 / 保育方法 / 発達 / 保育
研究成果の概要

愛知県某市立公立保育所園児の屋外自由遊び時と雨天時屋内自由遊び時の対面コミュニケーションについてBMSを用いて計測し、閾値時間により検討した。その結果、屋外遊びと屋内遊びともに、短時間遊ぶ多数の仲間、一定時間一緒に遊ぶ仲間、長時間一緒に遊び続ける限定された仲間に区分することができた。短時間で遊ぶ多数の仲間は、男女混合で構成された。一方、一定時間一緒に遊ぶ仲間、および長時間一緒に遊び続ける限定的な仲間は、同性であるという特徴を把握することができた。この集団形成は、「近接性」によって遊びが選択される初期段階から、「類似性」による遊び相手の選択が機能することが推測された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

幼児の対面コミュニケーションをセンサを用いて計測することで、時系列で集団変容を追跡することができ、集団構成児の特定と変化を観察できたことはとても意義深い。
本研究で得られた幼児の自由遊び中の集団形成の変容は、子どもが固定的な遊び仲間集団をつくり活動するというものではなく、限定的な同性の遊び仲間を核として、一定時間遊ぶ同性の集団と短時間遊ぶ異性の集団を連続性をもって関わりながら遊びを継続することを明らかにした。このことは、幼児の人間関係や社会性の発達を理解する基礎資料となり、保育支援や幼児教育指導の円滑な運営に役立つ成果であると考える。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2021 2018

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] センサを用いた幼児の屋外自由遊び中におけるコミュニケーションの分析 -保育所4・5歳児クラスの計測を通して-2021

    • 著者名/発表者名
      花井忠征、多治見里美、山本彩未
    • 雑誌名

      中部大学現代教育学部紀要

      巻: 第13巻 ページ: 83-90

    • NAID

      120007036393

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 幼児の雨天時室内遊びにおけるコミュニケーションの様相 -保育所5歳児クラスの測定を通して-2021

    • 著者名/発表者名
      山本彩未、花井忠征、多治見里美
    • 雑誌名

      中部大学現代教育学部紀要

      巻: 第13巻 ページ: 91-95

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] ウェアラブルセンサを用いた教育・保育施設における固定遊具のリスクマネジメント2018

    • 著者名/発表者名
      花井忠征・山本彩未
    • 雑誌名

      中部大学現代教育学研究所紀要

      巻: 12 ページ: 9-15

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 保育園4・5歳児クラスの屋外自由遊び中のコミュニケーションの検討2021

    • 著者名/発表者名
      山本彩未、花井忠征
    • 学会等名
      日本発育発達学会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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